2012年02月27日

老いた犬

わたしは、アトリエは三ノ宮にあるけれど、工具や消耗品の仕入れをする所は以前住んでいた場所だ。

今日も工具屋さんに行った帰り、ちょっと遠回りにはなるけれど、ドンの友達のピキタ君が居た所に回った。
そこは家具屋さんだ。そして今日は寒い日だ。店先の日のあたる所に、毛布が敷いてあって老いたゴールデンが寝ていた。
以前、ピキタ君の後に飼った新しい犬だと紹介してもらったことがある。その時も年寄りだと思ったけれど、今日はもっと老いているように見えた。

わたしが震災で兵庫を去って、17年になる。若いワンコだったとしても、老いていて当然なんだ。と、つくづく思ってしまった。
アールが白い顔になっても当然だよね。今日散歩の時にずいぶんと白い顔になったわね、と言われたばかりだったから、年月が過ぎ去ったと言うことを実感してしまった。

次ぎに行く時まであのゴールデンちゃん、元気でいてほしいな。
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2006年06月29日

垂水の犬と・・・

垂水に住み慣れると、ドンに友達も出来たし、敵犬も出来た。

仮設からまっすぐに坂をあがって行くと、小さな公園があって、その公園の前の家の犬で、マルチーズのベリーちゃんと友達になった。
若いお父さんの話だと、兵庫に住んでいたけれど、家が地震の時にに火事で焼けてしまったので、こちらの親の家に居候している、という事だった。

上沢通は、私たちが住んでいた所ととても近い場所だ。
あの場所は、ほとんどが焼けてしまった。ぽつんぽつんと、どうやって残ったのかと思える、すすけた家が残っていただけだ。
まだ兵庫に居た時、いつも犬と散歩をしていた道なので、区役所から帰るのにその道を通った。真っ黒な焼け跡を見ても、そこに何があったのか解らなかった。そして、目印が無くなって、見事に迷ってしまった。
ベリーちゃんはそんな所から避難して来ていた。なるべく早く帰りたいとお父さんは言っていたけれど、私たちが引っ越した時には、まだ住んでいた。

ベリーちゃんが居る道の、もうひとすじ右の道に、白い犬が番犬として飼われていて、門扉の中からドンが通るたびに吠えた。それでどうしても相容れない敵になった。
姿を見かけると、どちらも大声でののしり合っていた。
もう1頭、散歩の途中で出会う中型の雑種の犬が、いつもドンに吠えかかってきた。
飼い主が気にして、出会うといつも抱き上げていた。
敵になったのは、その2頭だけだった。
友達になったのはもう1頭だけで、ドンも年を取っていたし、他の犬となかなか馴染めないようだった。

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2005年10月04日

ドンの友達

ふうふう。彼も野良である。初めて見た時はまだ子犬だった。薄茶色をした小さな雑種。ドンを見かけると、追ってくるようになった。ドンは、自分より小さい犬には優しいのである。自分が大きい事を自覚しているみたいに、そっと鼻で触った。その反対に大きい犬には、飛び掛かって行く癖があった。一度ボクサーに飛び掛かって、首の一振りで何度も跳ね飛ばされた。目の色を変えてかかっていったが、向こうは強い事を自覚しているみたいに、手加減をしてくれていた。

ふうふうは、皆に何かと世話をされて育った。ドンの後をお兄ちゃんお兄ちゃんと言うみたいに付いて来た。そこまでは良かった。ある日、彼も又、うちの戸口まで付いて来てしまった。うちの犬がすごい唸り声で脅した。彼は逃げて行った。その日以来、遠巻きにして、寄って来なくなった。ドンが近づくと、反対に威嚇の声を上げるようになった。彼との関係は終わってしまった。

その後、地震があり、犬達がいろいろ徘徊するようになったので、ふうふうには飼い主が出来た。プードルの大型判と私がお嬢ちゃんと呼んでいた雑種の二頭を飼っている家だった。
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2005年10月03日

ドンの友達

もっと成長してから、野良と仲良しになった。彼とは、引っ越しをするまで仲良くしていた。新開地に三角公園と言う五叉路ぐらいの交通量の多い所があるが、そこから南に向かって、大きな楠の木がたくさんある、細長い公園が伸びている。その辺りに住み着いていた白っぽい感じの、中型のあまりぱっとしない犬だ。

お互いに相手を雌犬だと思ったみたいで、お尻に乗り合いをする。それが飽きもせず、延々と続くのだ。無理矢理引き離して連れて帰らないと、1日中でもしているのだはないかと思った。地域柄、恐い感じの人が通るのだが、お前らホモ達ちか?とニヤついていた。

その犬が、地震の数年前に、飼い主が出来て、去勢された。去勢されてからは、彼の方はあまり上に乗ろうとはしなくなった。それでも出会うと、ドンの方は背中に乗るチャンスを狙っていたが、一緒に彼のテリトリーを散歩していた。私はその時以来、その犬の事を玉コロと呼んでいる。本当の名前を飼い主になった人に聞いたが、忘れてしまった。
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2005年10月02日

ドンの友達

彼の若い頃の仲のいい友達に、商店街を挟んで左右に伸びている市場の、八百屋に飼われていた太郎と言う犬がいた。柴犬のように見えたが、野良だったので、雑種かもしれない。

彼は、目とはなのバランスが逆正三角形の形に並んでおり、非常にきれいな犬であった。後ろを振り返って、仲良く二頭が付いてくるのを見ると、うちの犬は目鼻のバランスが、長三角形で、身体も大きく、奇妙な取り合わせであったが、いつも、どちらも明るい笑ったような顔をしていた。

その太郎は、いくら繋いでも脱走した。やはり、野良は野良で、自由がいいのかなあと、飼い主のお父さんがこぼしていた。そんなある日、太郎が死んだと聞いた。
いつものように脱走して帰って来たが、いきなり血を吐いて、一晩苦しんで死んでしまったと、涙ぐんでいた。毒殺されたかもしれないと言っていたが、誰が、何の為に?結局何も判らなかった。若い死であった。ドンの友達の最初の死であった。
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