2007年06月21日

灘に引っ越す。

灘に引っ越しをした日、どのように人が動いたかもう忘れてしまった。
友人が何人か手伝いに来てくれたし、ボランティアグループにもお願いをしていた。
真っ先に、母のベッドを業者の人に解体してもらって運んだ。
そして、母とドンと妹が、先に友人の車で灘に向かった。
その後、妹は行方不明になって、引っ越しが終わるまで現れない!!!

わたしは、引っ越しを手伝ってくれる、ボランティアグループの車で、荷物と一緒に灘に向かった。
なるべくものを買わないようにしていたのに、食器棚とか、スチールのアングルとか、洗濯機とか、冷蔵庫とか(そうだ。前日に電源を切っていなかったので、水漏れしたっけ。)なんだか結構荷物があった。
それでも3DKの部屋に入れると、ガランとした感じがした。
(長い事そんな状態だったけれど、今は荷物が溢れている。)

母は、既に、窓際に設置したベッドに寝ていた。ドンも母のベッドの横で、人が多いので小さくなっていたけれど、妹だけ見当たらない!!!
友人が言うには、引っ越しを手伝うからと言って、JRで垂水に戻ったと言う。
結局みんな終わってから現れた。

後日しっかり問いただすと、あんまり引っ越しの手伝いをしたくなかったと、白状した。

夜、窓から見える夜景がとても美しいことが分かった。
遠くに、ポートアイランドと、六甲アイランドの明かりが、本当に、宝石箱の中のきらめきのように見えた。(今は間にかなりビルが建って、残念な事に、一部分しか見えない。)

わたしは、明かりの多さで、街に戻って来たと、実感した。
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2007年06月11日

引っ越し前夜

垂水から引っ越しをする前の晩、ワインの空ボトルが店の前に並んでいて、以前から気になっていたのに、きっかけがなくて行っていなかった店に、妹と晩ご飯を食べに行った。

ビストロはねだ」と言うフランス料理店だ。

ほの暗い店内には、常連のグループ客が先に居て、私達の注文したものはかなり後になった。
そばを通るたびに、ご主人は恐縮をしていた。

やっと料理が来た。
美味しい。待っていて良かった、と、思った。

結局私達が一番最後になった。
お待たせして、と、恐縮しながらご主人が、美味しいワインを開けましたから飲んでくださいと言って、グラスに入れて持ってきてくれた。
ワインも濃厚で美味しい。
なんだか、明日垂水を去るのに、こちらこそ申し訳ない思いをした。

妹と、もっとしょっちゅう行けばよかったね、と話しながら、大満足をして家に帰った。

最後まで、垂水はいい思い出をくれた。
書かなかったけれど、まだまだドンと散歩した路地や、階段がある。
それが皆不思議な雰囲気で、わたしにとっては垂水は魔法の国だったかもしれない。
(それとも、ドンがかけた魔法かな? 醒めるといけないので、確認には行っていない。)

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2006年11月27日

母に起きた事件二つ

その1
まず、食事中ならごめんなさい、
介護を始められた方で、簡易トイレを使っている方は、気をつけていただきたい事件です。

夜、ガタンと言う異様な音で、目が覚めた。
母が、トイレごと倒れていた。
立ち上がって、外の方の手すりにだけに体重をかけたのだ。
トイレの中には、底の方に水を張っていただけなので、母の体重で、一緒に倒れてしまった。
幸い、母に怪我も無く、こぼれたのも水だけだった。
見かけは悪くなったけれど。その晩に、至急ベッドとトイレをひもで固定してしまった。

その2
自分では以前と変わらないと思っている母は、私達が居ない時に雨が降り出したので、洗濯物を取り入れなくてはと、裏から外に出ようとした。
そこは、よじ上らなければならない程地面から離れている。
母は、落ちてしまった。
毎日見回ってくれるボランティアの人が見つけて、助け上げてくれた。
これも、幸いな事に、怪我は無かった。
悪くすると、斜面からも転げ落ちて、下の道路まで落ちてしまったかもしれないのだ。

こう言う時は、犬では助けにならなかった。





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2006年11月01日

垂水の秋

垂水は秋も美しかった。

ドンと散歩で歩く何処の路地にも、きれいな色の落ち葉が落ちていて、ついつい拾って帰った。
額に入れると素敵だろう、と思ったけれど、家にいる母に見せるだけで終わったしまった。

裏と言うか、海の見える側にススキがこんもりと生えていて、そのままの状態で、月見のセットになった。

大変な状態だったんだろうけれど、どうしてか、今思い返すと、静かな穏やかな気分になってしまう。
周りに生えている月見草も、夜に見ると、雰囲気があってきれいだったな。。。
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2006年08月22日

仮設の夏

仮設のまわりは夏草が生い茂り、草の間を歩くと、バッタがはね飛び、トカゲが体をくねらせて、急いで逃げて行った。
ドンは、バッタやトカゲが気に入ったらしくて、見かけるとうれしそうに追いかけていた。

都会の犬の彼にとっては、ここは休日に散歩に行く会下山みたいなものだったかもしれない。

妹が、母の世話をする為に、兵庫から昼休みに戻っていたが、須磨の海を過ぎると休みの日のような気分になると言っていた。
確かに、海を通り過ぎると悲惨な情景がグンと少なくなって、普通の生活圏になった。
垂水でも、ブルーシートの掛かった家や、取り壊された家もあったし、屋根から瓦礫が落ちてもいたけれど、緊張感が全然違っていた。

とにかく犬も人間も、のんびりと過ごせた貴重なひと時だった。
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2006年08月18日

仮設に住む

拭いてもらうドン

体を拭いてもらうドン


夏になると、屋根と天井が近いので仮設はとても暑かった。
太陽がカンカンと箱の上に照りつけるような状態なので、暑いのは暑いけれど、湿気は無かった。
それに朝は、海からの風が吹き上がって来て、窓と玄関を開ければ、気持ちのいい風が吹き抜けて行った。

まわりは夏草。太陽と、気持ちのいい自然の風。足の下には土。
わたしは好きだった。

おまけに、食事をしながら、目の前に花火があがるのが見えた。

母もだんだん自分で動けるようになって、三人と、一匹は久しぶりに穏やかに陽気に過ごした。

いい夏だった。






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2006年07月01日

あれ〜〜???

垂水に住んでいる間に、この近辺を見ておこうと思って、お天気のいい日に妹と塩屋に出かけた。
ここの地形は駅を挟んで、いきなり山と海になっている。
 
鉢伏山に行ってみようと思った。
一度犬を連れて、午後も遅い時間に山と思われる所を上りかけた事があった。
普通の住宅が、すごい斜面に建っていて、仰天した。
その時は、道もよく解らず、日も暮れてきたので引き返した。

今回は途中で道を人に聞いたし、大丈夫だ。


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2006年05月14日

仮設のドンー1

don-3垂水の駅前にレーブドゥシェフ(http://www.revedechef.co.jp)と言うケーキ屋さんがある。
車道を渡ってすぐの所なので、結構仕事帰りの人が立ち寄っていた。私も、時々買って帰った。

そんなお土産を持って帰る時もあれば、何も無い時もあるけれど、賑やかな短い商店街を抜けて、古めかしい感じの細い道を登って、家に帰った。途中に、お寺だと言われないと解らないお寺が2軒と、緑の多い小さな公園があった。あとは、家が建っているが、なんだか一昔前にタイムスリップしたみたいな感じの所だった。

もう一息坂を登って、仮設まで帰った。
私はいつも、一棟下の道を通った。
そこから見上げると、ドンが寝そべって、ガラス戸越しに外を見ているのが見えた。
ドン、ドンと呼ぶと、パッと、こちらを見下ろした。
立ち上がってすぐに見えなくなるが、玄関に行って、妹に戸を開けてもらっているのだ。
仮設を回って、迎えに出て来てくれた。
土手の上から、私が上に上がって行くまで、しっぽをぐるぐる回しながら待っていてくれた。

月見草の黄色い花と、名前を知らない濃いピンクの花と一緒に、ドンの姿を思い出す。仮設の周りは草が多かった。
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2006年05月11日

仮設の雨や風

don-2

ひどい格好で失礼

仮設で雨が降ると、屋根に当たる音がもろに聞こえた。
電車が通り過ぎる高架下に立った事があると思うが、そんな感じに聞こえる。
寝ている時に急に降りだすと、いつもが静かすぎる所なので、びっくりして目が覚めた。

屋根からワイヤーが下がっているが、これは風の日の為だ。
風の強い日は、地面に固定された輪に止めて、仮設が飛ばないようにした。
怖くなるのが普通なんだろうが、私はオズの魔法使いを思い出して、なんだか少しワクワクした。

地震の緊張の後で、ちょっと神経が興奮気味だったと思う。

台風でさえ面白かった。
風が強く吹くと、壁が内側にしなって来るのだ。
継ぎ目が開いて、もろに雨が吹き込んできた。
慌ててガムテープを張り回った。そんな事で雨を防ぐ事が出来て、うれしくて妹と大笑いをした。

台風がひどくなって勧告が出た時は、近隣の避難所に避難する事になっていた。
勧告が出た事は無いが、もし出ても、雨風の中を、母の車椅子を押して行く事など無理だと思っていた。
それより、オズみたいに飛んで行こうと思っていた。
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2006年05月01日

仮設生活

don-1

仮設の右隣は、ほとんど留守にしていて、あまり顔を会わせる事がない独り者の中年の男性が住んでいた。帰ってきたと思ったら、すぐにまた出かけて行くので、うちの家族は、寅さんと呼んでいた。

左隣は、耳の遠いおじいちゃんが独りで住んでいた。
小柄で可愛い感じのおじいちゃんで、一日中大きな音でテレビをかけていた。
壁が薄いので、おじいちゃんの笑い声まで聞こえた。
これが、日中一人で居る母には良かったみたいだ。母も耳が少し遠くなっていたので、楽器を演奏しているみたいに聞こえていたらしい。楽しそうに楽器を弾いているのが聞こえてくるよ、と言っていた。

右隣の人が家に居る時以外は気を使う事もなく、うちの家族は、犬共々に大きな音を立てて、結構楽しく暮らした。
夜だけはとても静かになるので、おとなしく、12時前に寝た。
みんな避難所の習慣か、とても早寝だった。それに、真っ暗だしね。

通勤に片道1時間近くかかるのと、坂が多いのには困るけれど、それとムカデとの毎日の遭遇にも困るけれど、結構仮設住まいが気に入った。
永年イガイガしていた喉も、すっかり直っていた。
兵庫は空気が悪いと言うことに、初めて気が付いた?
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2006年04月30日

ドンと探検

すごい坂に出るのが、ドンの散歩コースになった。しかし、降りたくない。
降りたくないなと考えていると、道路を渡った斜め前に、細い路地があるのが目に付いた。そこに行ってみた。覗いてみると、何軒か住宅が建っていて、行き止まりのように見えた。
しかし、ドンがそのままずんずんと歩いて行った。こういう時は、絶対に通り抜けられるのだ。だからついて行く事にした。
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2006年04月28日

ひや〜。。。

ドンと散歩に行った。

避難所に居る時に、垂水には45°の坂があるで、ようそんな所に行く気になったな、と、言った人が居た。

むかし乗馬クラブから車に乗せてもらって帰る時、ジェットコースターみたいな坂があったが、あれはもっと明石に近かったはずだ。だから、嘘だい、と思って信じなかった。
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2006年04月24日

ムカデの次は、ヘビ

朝、ドンと散歩に出かけると、シイちゃんのパパとその他数人が、仮設の下を見ながら何やら騒いでいた。どうしたのか聞いてみた。

ヘビが、仮設の下に逃げ込んだのを見た、もしかしたら家の中に入って来るかもしれないと言った。
なになに!! ムカデの次は、ヘビだって!!!
そう言えば、家の周りで、バッタと、トカゲも見たぞ。
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2006年04月22日

母が帰ってきた

ベッドも車椅子もすべて準備が整った。

6月の下旬に、友人の運転する車に乗って母を迎えに行った。
母は、家から取る事が出来た数少ない物の一枚の、姉が縫ったワンピースを着て退院した。

天気のいい日だった。途中車を止めて、淡路島を見た。
少しなら歩けるようになっていたので、垂水の海岸沿いのレストランで食事をする事にした。
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2006年04月21日

仮設住宅 続き

仮設の出入り口は、玄関も裏もブロックを積まないと上がれない程高かった。裏なんて、すぐに斜面になるので、ブロックを積んでも、這い上がらなければならなかった。
向かいの建物の裏は、こちらの玄関と同じ道に面しているので、よじ上らなくても、ブロック1個で出入りできた。その替わり、プライバシーは少し損なわれたと思う。見ようと思わなくても室内がよく見えた。
間の道には、コンクリートを砕いたのが敷いてあった。
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2006年04月20日

仮設入り口のドン

仮設の入り口で、戸を開けてもらえるのを待つドン。

仮設入り口

一緒に居る時は、年を取っているとは思わなかったが、
今見ると、すごい老犬だ。12歳だものなあ。

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シイちゃんに降参

会下山小学校の校庭の、テントに住んでいた、シイちゃんと言うシェパードが、この仮設に居る事が解った。
シイちゃんの本当の名前は、シェパードらしく、長くて格好いい名前だったが忘れてしまった。
夫婦に飼われていた。この夫婦、年齢差が大きくて、私も妹も、はじめは母と息子だと思っていた。ご主人はまだ中年にもなっていないように見えたし、奥さんは、白髪と、足が悪いせいで、かなりの年齢だと思っていた。
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2006年04月19日

色んな物が必要だ

仮設に移った当初は、何かと忙しかった。

母が、この月の下旬に帰って来ることになっていた。
地震で、帰る所が無くなったので、結局8ケ月入院していた。
その間に、ほとんど寝たきりになってしまい、介護用ベッドと、車いすと、ポータブルトイレを用意しなくてはならなかった。
そういう物を、介護の度合いによって、貰えると聞いた。
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2006年04月18日

仮設住宅

私達が住んでいた仮設の説明をしよう。

長方形の平たい箱である。その中を、さらに長方形に区切って住まいにしていた。合板の壁には、継ぎ目がくっきりと付いていた。畳が敷かれていたが、隙間だらけで、その間から、地面が見えていた。その為に、1日に3匹以上のムカデと対面する事になった。考えてみれば、彼らの方が先に住んでいた訳だ。彼等の生活の通り道に、なんだか変な物が出来たと思ったかも知れない。
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2006年04月14日

ドンと偵察

仮設の建っている場所は、高台にあるので、朝、犬の散歩に出かけると、強い風が吹いている事が多かった。それで、ドンに早速、風の谷のドウシカと言う名を与えた。

散歩に行ってすぐに気が付いたが、坂と、曲がりくねった細い道と、何処にも出られない道がたくさんあった。
今まで住んでいた所は、ほとんど平らで、道は碁盤目に作られていた。
それで、立ち止まって見回せば、前後左右、遠い所まで見えるのが普通だった。

新しい場所は、面白くはあったが、私が主導権を取ると、必ず何処にも出られない道に迷い込むので、ここでもドンに道案内をしてもらった。
まったく不思議だけれど、ほんとに出られるの?と思うような所でも、ちゃんと通り抜ける事が出来た。

何処にどう行ったか、また追々書いていこうと思う。
私の印象では、垂水と言う場所は、ちょっと昔の日本にタイムスリップしたみたいな所だった。

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