夏季休暇中の今日、垂水の旭ヶ丘という所に行ってきました。
以前仮設が建っていて、震災後2年住んでいました。
なんとか道を思い出しながら坂を上って行きました。
見覚えのある公園を見つけましたが、その途中のお寺か神社みたいな所で、ドンと階段に座って妹を待っていた覚えがあるのですが、何処だか分かりませんでした。
そこから、全然分からないだらけになってしまいました。
まず、何処を曲がればよかったのか思い出せません。何処を曲がっても行けたように思うので、まぁいいかと坂道を上って行きました。
なんとか見覚えのある桜を見つけました。その下で母と花見をしました。
そうそうこれだと思いましたが、その周りの景色が違っていました。
マンションとか、建て売りと思われる家とかが並んでいます。仮設が建っていた所にいっぱい家を建てたようです。
見覚えのない町に迷い込んでしまいました。自分の住んでいた所が何処なのか全く分かりません。
確かもっと上に行くと裏道に行ける所があったはずだと思って、もっと上って行きました。
迷い迷いながら、なんとかすごい坂道の頂点につきました。右と左に下りのあるところです。
ここだと、つい言葉が出てきました。
どくだみ草がいっぱい生えているところに出たので、間違いないと思ったのですが、きれいに舗装された道で、記憶にあるような崖下の未舗装の道なんてありません。間違っているのか舗装されたのか良く分からないな?
そのあと、ドンとはぐれた道も苦労してなんとか見つけましたが、私の記憶はどうなってるの?
ドンと一緒に歩いた時は、時空を超えた不思議な町に見えました。
でも、今日歩くと何と言うことの無い何処にでもある普通の町でした。
ドンが魔法をかけていたのかしら、と思ってしまいます。
ドン。ドン。愛しい子。
お前は私の半身だったよ。