公園や、駅前のレンガ道に、覆いを掛けた大きな檻が何個も置かれていた。覗いてみると、大型犬が窮屈そうに入っていた。
ほとんどの避難所では、犬は入れてもらえなかった。運動場に繋がれた犬もいた。
テント住まいをして、一緒に居る事を選んだ人もいた。
幸いな事に。ドンの避難した小学校は、犬と一緒に居る事が出来た。同室にマルチーズがいた。廊下には、黒っぽい中型の雑種がいた。階段の所にはウサギがいた。運動場のテント住まいの中には何頭かの犬が居た。異常な雰囲気を感じていたのかもしれないが、みんな大した騒ぎも起こさずに、たくさんの人と共存していた。
動物愛護協会の人達が、犬と猫の食物を配ってくれた。町では喫茶店が、焼き損ねたワッフルを犬に振舞ってくれた。支給される弁当の大半を犬に食べさせていた私には、うれしかった。
2005年10月06日
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