
母とドンと一緒に仮設の周りを散歩して、帰って来た。
ドンは家の側で白い猫を発見して、ダッシュして追いかけて行った。
いつものように逃げられてしまった。
わたしは笑いながら、戻って来て私達の周りを歩き回るドンを見た。
アスファルトの上に、何か見える。
血だ。点々と2滴程。
よく見ていると、また落ちた。
チンチンの先から落ちているようだ。
わたしの心臓がドキドキして来た。
見ていると、又落ちてくる。
しかし、それで止まった。
血だ。どうしたんだろう? と母に言った。
ほんとだ。どうしたのかねえ? と母。
妹に、血が出たと言って、様子を見るように言っといてね。と母に頼んだ。
昼間はそのまま出血しなかったようだ。
わたしは一過性のものかと思ってちょっと安心した。
しかし、夜の散歩に行った時、又何滴か出血したと妹が言った。
医者に見せた方が良いかしらね、と話し合った。